I LOVE 孤立

~集団や組織での孤立を促す絵日記BLOG~

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4月11日

~『パンタ』~











「そうだなぁ…。まぁ、ひとつ言えるとしたらさ、みんなが考えてるよりも世の中って“生き辛い”んだと思う」



パンタにそう言われたのを思い出して、あたしは少し元気が出た。



「みんな平気な顔してるけど、内心辛いのはおんなじさ。まぁ、年をくっちまえば別なんだろうけどさ」



『年をくっちまえば平気なの?』



あたしはパンタにちゃんと質問した。


分かってないのに『うんうん』言ってると、あとで怒られるからだ。



「もちろん。人生ってのはさ、使ってきた時間の長さが重要なんだ。そして、そいつを誰と使ったのかが鍵になるんだ」



『鍵?なんの?』



パンタはあの時、誰の事を考えていたんだろう。


あたし、だったんだろうか。



「時間が経つとさ、自動的に想い出が出来るだろ?辛かろうが楽しかろうが、そいつは必ず出来ちまうよな?」




『うん、たぶん』




「そして、その想い出ってのが最高に心地の良い世界なんだ。とにかくさ、そこには“知らない奴”も居ないし、“知らない事”も無い世界だ。要するに、不安がねぇんだ。最高に心地の良い世界なんだよ」




『ふぅん』



あたしは不安だったし、今でも不安だ。




「その世界の鍵が、“友達”ってわけさ。だから誰と時間を使ったのかってのがさ、めちゃ大切なんだよ」




『…』




あたしは。


それまでずっと、ひとりだったんだ。


パンタと出逢う時までずっと。




「おいおい、何をむすくれてんだ?気に障るような事を、俺は言ったかい?」




『なんでもない』




「そうか、ならいいんだ。まぁとにかくさ、時間を使えてるって事は“ひとりじゃねぇ”って事でもあるんだ。そうだろ?ひとりなわけねぇよな?もしかしてお前は“野をかけ山をかけ”暮らしてんのか?」




『ちがう。コンビニと職場をかけて暮らしてる』



「そうだろう、そうだろう。だったらな、ひとりじゃねぇんだからさ、ちっとは心を開けよ。じゃねぇとよ、まわりも開きゃしないってのが世の常だぞ」




『わかった。もう、わかったから』








…。



うん。



その辺までしか覚えてない。







もう一度。


あと一度だけでいい。




『パンタに会いたい』







もう、ひとりは嫌なんだ。














おやすみぶらざー
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[ 2012/04/12 01:28 ] 絵日記 | TB(0) | CM(0)
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